8月10日「宿の日」に寄せて──旅館糸柳から始まった槌やのものがたり - 糸柳グループ

2025.8.10 かすてら 槌や ピックアップ

8月10日「宿の日」に寄せて──旅館糸柳から始まった槌やのものがたり

本日、8月10日は「宿の日」。
旅館やホテルをもっと身近に感じてもらい、旅の魅力を再発見していただく日です。

実は「槌や」の原点は、旅館「糸柳」にあります。
槌やのカステラ作りは、女将のストーリーから始まりました。
昭和30年、糸柳の女将が東京・目黒の八雲から嫁いできたとき、祝いの品として持参したのが、当時の山梨ではめずらしかった「カステラ」。
そのしっとりと上品な甘さは大変喜ばれ、「あの美味しかったカステラの味を、旅館のお客様にも味わっていただきたい」との想いから、お部屋菓子として提供されるようになりました。

やがて、このカステラは糸柳を象徴する味となり、地元のお客様や遠方から訪れるお客様にも愛される存在になりました。
旅館発祥の菓子店として、私たちは当時の味とおもてなしの心を受け継ぎ、無添加でシンプルな製法を守りながら、よりおいしく進化させています。

宿の日は、私たちにとっても、原点である「宿」とそこから生まれたお菓子の物語を思い返す大切な日。
これからも、旅とお菓子をつなぐ存在として、真心を込めたお菓子をお届けしてまいります。